今井の宝篋印塔は、嬬恋村では珍しい棚田が開けた場所の孤立した大きな岩の上に、棚田を見下ろすかの様に立てられ、地元では「田ノ神様」と呼ばれています。

通常宝篋印塔は、塔身に仏像や梵字が彫られたものが多く、この今井の宝篋印塔には、それらの仏像や梵字の彫刻もなく銘文もみられない。もともとこの地に立てられたものではなく、いくつかの宝篋印塔を組み合わせたものであろうと推察されています。

道から外れ地元の人しか足を踏み入れないであろう場所にひっそりと立つ宝篋印塔とその光景にパワースポット的な印象をうける。

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