うつぶしの森 新田義宗討死の地(沼田市)

うつぶしの森

うつぶしの森は、新田義貞の三男新田義宗が最後をむかえた地と伝えられ、沼田市の史跡に指定されています。

新田義宗は、父新田義貞、兄義顕(よしあき)、義興(よしおき)亡きあと、従弟の脇屋義治らとともに越後、関東の南朝方を指揮していました。正平23年(1368年)、足利義詮(よしあきら、足利尊氏の嫡男)、足利基氏が死去したことを機に武蔵で起こった河越直重ら武蔵平一揆に呼応し、再起をかけて脇屋義治とともに越後で挙兵し、この周辺で足利方の大軍を迎撃ちました。義宗は決戦中敵の矢に右眼を射抜かれ、うつぶしに落馬し壮絶な最後を遂げたといい、この森が「うちぶしの森」と云われるようになりました。

この場所から北方の雲谷寺にある五輪塔が新田義宗の墓とされています。

うつぶしの森に祀られる白佐波神社

白佐波神社

白佐波神社には新田義宗公の像(ご神体)といわれる木像も伝わり、木像は座像で、台座をのぞく高さは19cm、横両袖の間は26cmで、左手に弓を持っています。制作年代は不明ながら、少なくとも徳川以前のものと推定されています。

■関連ページ:雲谷寺 新田義宗の墓

観光地・施設情報

所在地群馬県沼田市白沢町高平
お問合せ先沼田市教育委員会社会教育課文化財保護係
電話番号0278-23-7565
料金なし
時間常時
定休日なし
駐車場駐車スペースなし
トイレ
自販機
売店
その他

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