笠塔婆一基 群馬県指定重要文化財(甘楽町)

甘楽町・笠塔婆一基

この笠塔婆一基は、甘楽で産する天引石(砂岩)で造られ、鎌倉時代後期の正安元年10月20日(1299)の銘があります。かつてこの場所を通る道が小幡と新屋の両地域を結ぶ主要な街道であったといい、このあたりに居住した有力者が建てた塔とされています。

正面の回りは郭線に囲まれ、中央に阿弥陀如来、向かって右に観音菩薩、左に勢至菩薩の阿弥陀三尊を表す種子(しゅじ:仏尊を象徴する一音節の真言、梵字)が刻まれ、主尊のみ蓮の花をかたどったもの(蓮台)を配しています。また、右側面には、不動明王、左側面には愛染明王の種子が薬研彫り(断面がV字形になるように彫ること)で刻まれてあることは大変珍しいといいます。

観光地・施設情報

所在地群馬県甘楽郡甘楽町天引2212-1
お問合せ先甘楽町役場 文化財保護係
電話番号0274-74-3131
料金なし
時間常時
定休日常時
駐車場なし
トイレなし
自販機なし
売店なし
その他※地図が指し示している場所は実際の位置と異っている場合もあります。
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