浅間山溶岩樹型 国特別天然記念物(嬬恋村)

緑に包まれた浅間山溶岩樹型

天明3年(1783年)8月4日(旧暦7月7日)、夕刻から夜にかけて浅間山麓の森を高温の火砕流(吾妻火砕流)が襲いました。森に流れ込んだ火砕流は、冷えて固まりやがて木々は腐り円筒状の窪みが残ったのが溶岩樹型です。

昭和50年に行われた調査では、この地域から約500個の樹型が発見され、樹型は直径50~200cm、深さ3~7mにも及んでいました。鬼押出し溶岩流の東側と西側には、この様な溶岩樹型がみられ、なかでも西側のこの地区に多くみられます。

溶岩樹型

溶岩樹型は世界的にも珍しい地学現象で、特に火砕流堆積物の中に形成された樹型は、火山噴火の様式や火砕流の流れ方を知るうえで重要とされています。この様なことから昭和15年に国の特別天然記念物に指定されました。

観光地・施設情報

所在地群馬県嬬恋村鎌原字藤原1053-10885他
お問合せ先嬬恋村役場
電話番号0279-96-0511
料金なし
時間常時
定休日常時
駐車場駐車スペースあり
トイレなし
自販機なし
売店なし
その他足場は比較的整備されていますが、車イス等での見学には不向きな面もあると思われます。

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